夏 汗かき 対策

夏目前!汗かきさんにとってしっかり対策しなくちゃいけない季節がやってきます。

服にも染みるし、においも気になりますよね。
わたしも服に汗染みができたりメイクが崩れたりして恥ずかしい思いを何度したことか数え切れません。(汗

同じ汗でも良い汗、悪い汗があるって知っていますか?汗のメカニズムを知って、良い汗をかく習慣を身につけましょう。

このページの「目次」はここです!




夏の汗かき対策

同じ環境で過ごしてるのに、人より大量の汗をかく、メイクは崩れ、服には染みてくるし、においも気になる・・・

汗かきさんにとってこれからの季節は憂鬱ですよね。
夏を少しでも快適に過ごすための、汗かき対策を集めてみました。

[服・下着編] 夏の汗かき対策

どんなに薄着をしていても汗はかきます。汗をかきにくくするのに有効なのはどんな服装なんでしょうか?

近年さまざまな衣料メーカーから汗を吸う「吸水性」だけでなく、吸った汗をすぐに乾燥させる「速乾性」の両方に優れた商品が出ています。汗が気になる場合は、なるべくこういった服を着るようにしましょう。

デザインは体にぴったりしたものではなく、汗が蒸発しやすいようできるだけゆったりした風通しのよいものを選んでください。

わたしも汗をかきやすい体質なのですが、特に気になるのが脇汗

スーツやワイシャツの脇に汗染みができていたりしたら・・・気になって仕事に集中できないですよね。

そんな時に有効なのが「汗脇パッド付き下着」です。各メーカーからキャミソール、タンクトップ、Tシャツ、ブラに装着できるパッドなど様々なタイプが出ています。

また、防水スプレーをアウターやブラウス・Yシャツに使うこともできるようになってきました。

服の脇部分にあらかじめ防水スプレーを吹きかけておくことで、汗ジミを防止することができます。

夏の服やインナーでの汗かき対策をしても、素肌の汗対策は忘れないでほしいです!
毎日のスキンケアで
化粧水をつけた後に塗るだけで、そのあといつもの化粧をしても1日中顔汗知らず。

顔の汗やテカリも抑える夏の汗かき対策

私だけが「汗だくなの・・・?」」あなたは「顔汗・脇汗・背中汗」どれに悩んでますか?

夏のサラサラ素肌に「あこがれているなら!」朝、塗るだけででサラサラ肌をあなたに。
汗を抑える薬用制汗クリームで、メイクの上からでも使えるメイク直しの手間がいらなくストレス激減です。使用感満足度 高い 制汗ジェルとは

デオドラント剤編 夏の汗かき対策

脇や足など、気になる部分に使って汗の量や気になるにおいをを抑えてくれるデオドラント剤。

おなじみのスプレー、ロールオン、クリーム、ストーンなど種類も様々ですがこの夏おすすめしたいのがこちら。

ハッカ油です。

ミントの葉から抽出される油であるハッカ油。ドラッグストアなどで簡単に手に入ります。使い方はいろいろあるのです。

ハッカ油スプレー

作り方

無水エタノール(10ml)にハッカ油(5滴)を混ぜ、精製水(90ml)を加えてさらに振ります。

これを体にしゅっとひと吹きすると、一気に汗が引いていきます。殺菌・消臭効果もあるので、体や服に染み込んだ汗の匂いにも効果があります。

ハッカ風呂

バスタブにハッカ油を3~4滴入れるだけ。とってもクール!さらにミントの香りで気分も爽快!

上がってからも扇風機の風に当たれば、冷房いらずの感覚が味わえ、新陳代謝を高めてくれる効果もあるそうです。

簡単クールシャンプー

おうちのシャンプーやボディソープにハッカ油を1~2滴混ぜて使うと、頭皮や体がすーっとしてすっきりさわやか。

髪がさらさらになる効果も期待できるそう。

その他に虫よけ、防カビ効果もあるというハッカ油。お値段もお手頃なので、ぜひ試してみてください。

カラダ編 夏の汗かき対策

大きな血管が通っている場所(首の後ろ、脇、手首)を保冷材などで冷やすと、汗がひく効果があると言われています。

胸の上を圧迫するのも効果的です。京都の舞子さんが着物を着る時に胸の上の部分を紐できつめに縛っているのもこの原理。なんと商品化もされています。

ただし、人間の体は圧迫した側は汗が止まっても、反対側は汗が増えるという原理があり、胸を圧迫すると上半身(脇、顔など)の汗が減るものの下半身は汗が増えます。

ブラジャーのホックをひとつきつくしても効果があるそうです。

汗のニオイ編 夏の汗かき対策

汗自体ももちろん不快だけれど、周囲に対しとても気になるのが汗のにおい。
外出するのがおっくうになってしまう、という人にいろいろなにおい対策をご紹介します。

汗が臭うメカニズム

汗には、「エクリン腺」から出る汗と「アポクリン腺」から出る汗の2種類に分けられます。ちなみに、どちらもかいた瞬間はほぼ無臭。

汗を放っておくことで汗の中の老廃物を肌にいる細菌が分解し、嫌なニオイの原因となります。ですから臭い対策の基本は、すぐに拭き取ることなのです。

拭きとる際のポイントは、濡れタオルを使うこと。汗をすべて拭きとると、肌が乾燥を感知して余計に汗が出てしまいます。

濡れタオルを使えば肌に水分を残し、汗のべたつきも解消できます。
脇を保湿することもにおい対策には有効で顔に乳液などをつける際、手に余った分を脇につけるだけでも違います。

疲れがニオイを強くする!

疲労物質である乳酸が増えると臭いが強くなってきます。これを疲労臭と呼んでいるそうです。

この乳酸に効果的なのがクエン酸。梅干しなどの酸っぱい食品に含まれていますね。

また水分をたくさん摂ることで汗が薄まり、成分の少ない汗をかくことが出来ます。疲れた時は、クエン酸入りの酸っぱいドリンクを飲むと疲れが取れ、においにも効果ありです。

メンタル面での臭い対策

過度なストレスや緊張が心の負担となると、それが刺激となり脇汗が増え、さらには臭いまで強くなることがあると言われています。

ストレスで汗の質が変化し、成分の濃い黄ばみのもとになるドロドロ汗や、においの強い汗が出てしまうためです。

「汗はかくもの!」と割り切って気にしすぎない、好きなことをしてリラックスする、運動などで適度に気分転換することもにおい対策には有効です。

それでも気になる汗のニオイ対策の中で特にデリケートな汗と臭いにはこんな便利なものがあります。

においを強くする食事とは

体臭と食生活は密接に関係しています。自分の食生活を見直してみませんか?

甘いもの、刺激物、肉類を摂りすぎると汗が臭う傾向が強くなります。

また牛乳、バター、チーズなどの動物性たんぱく質は、摂り過ぎると汗腺であるアポクリン腺を刺激し、脇汗とそれに伴う臭いを強くすると言われています。

肥満度が上がると、皮下脂肪に邪魔されて体熱が発散されにくくなり、脇汗が出やすくなる傾向にあります。

その他にも、脇汗を増やす食事はいろいろあります。

  • ファストフード、インスタント食品
  • 肉類中心の食事
  • お酒、コーヒー
  • 冷たいもの
  • 辛い、酸味の強いものなど刺激の強い食事

上記のものを摂り過ぎないよう気を付けて、野菜・果物・植物性のたんぱく質(大豆)を日々の食事に積極的に取り入れるように心掛けましょう。






夏の汗かき対策で「汗にも良い汗と悪い汗」がある?

同じ汗でも、良い汗と悪い汗があるって知っていますか?

まずは良い汗と悪い汗の違いを見てみましょう。

夏 汗かき 対策

良い汗と悪い汗の違い 夏の汗かき対策

良い汗と悪い汗を見比べてみましょう。

良い汗

  • 水のようにサラサラしている
  • 蒸発しやすい
  • 汗の粒が小さい
  • 塩分やミネラルが含まれていない
  • 雑菌が繁殖しにくく、においがない

悪い汗

  • ねばねば、ベトベトしている
  • 蒸発しにくい
  • 汗の粒が大きい
  • 塩分、ミネラルが含まれている
  • アンモニア、尿素などの老廃物が混じる(皮膚にいる細菌に分解されると嫌なにおいの原因になる)
  • 雑菌が繁殖しやすくにおいが発生する

まったく正反対の性質と言えますね。
同じ人がかいているのに、なぜこんな風に汗の質に違いが出るのでしょうか。

汗をかくメカニズムとは

人間がどのようにして汗をかくのか、簡単に説明すると

体温が上がる

矢印 下

このままだと脳の温度が上がり危険なので体を冷やそう」という判断を脳が下す

矢印 下

脳から司令が出て、汗腺から汗をかく

このようになっています。この時、健康な人の汗腺の働きは・・・

  1. 汗腺が毛細血管から塩分やミネラルの混じった水分をくみ取る
  2. 体に必要な塩分、ミネラルは体内に戻す
  3. 水分だけが汗腺を通って体外へ出る

これが良い汗なのです。
一方、塩分、ミネラルが体内に戻らず、水分と一緒に体外へ出てしまうのが悪い汗。

汗に塩分が含まれるとべたついたり、蒸発しにくく雑菌が繫殖しやすくなり、においが強くなります。






良い汗をかくための習慣とは

誰でも汗はかきますが、その後の不快なにおいは気になりますよね。

雑菌の繁殖しにくい良い汗をかくために、どんなことに気をつければよいのでしょうか?

夏 汗かき 対策

なぜ悪い汗をかくのか?

前章でも述べた通り、汗腺が毛細血管から吸い取った塩分やミネラルを体内に戻さず、水分と一緒に体の外に排出してしまうと「悪い汗」になります。

つまり、本来あるべき汗腺の機能が衰えているために起こる現象なのです。

汗腺が衰えると、機能が低下するだけでなく休眠状態になってしまい、悪い汗をかくようになります。

汗腺の機能が衰える原因として

  • 食生活の乱れ
  • ストレスや睡眠不足による自律神経の乱れ
  • 運動不足
  • 疲労がたまる
  • 冷房の使い過ぎによって温度調節機能が乱れる

などが挙げられます。

次に衰えてしまった汗腺の機能を回復して「良い汗」をかくための方法をご紹介します。

夏の汗かき対策で良い汗をかく「入浴で汗腺トレーニング」

運動不足や、冬の間あまり汗をかかず休眠状態になって閉じてしまった汗腺を開くために有効なのが、入浴で汗をかくこと。

手や足は汗腺が多く集まっている場所。

手足を熱めのお湯で温め(42度に10~15分)、その後ぬるま湯で15分ほど全身浴を行いリラックスします。

この入浴法を2~3週間続けると、徐々に汗腺が開いてきます。

またお風呂のお湯に酢を入れても、発汗作用が高まって効果があります。

岩盤浴、サウナ

とにかく普段から汗をかくことで、眠っている汗腺を活発化させましょう。

岩盤浴やサウナに入ることで、衰えていた汗腺から汗をかく事ができます。半身浴も、自宅で手軽にできる方法です。

定期的に運動する

運動を行うことで血行や代謝が良くなりますし、汗と一緒に体内の老廃物を排出することもできます。

なかでも適度な負荷で一定時間続けることができる有酸素運動が汗腺トレーニングには適しています。

ウォーキング、ジョギング、ヨガなどの有酸素運動で日ごろから汗をかく習慣をつけるといいですね。

体の温度調節機能を回復する

夏、暑いからといってエアコンの効いた部屋にずっといたり、乗り物での移動が多かったりと温度変化のない生活を送っていませんか?

汗をかかない状態が続くと汗腺の機能低下につながります。

一日のうち少しでもいいので窓を開け、自然の温度で過ごすことを心がけてみましょう。

エアコンの設定温度を上げてみることも有効です。ただし、熱中症にならないよう無理のない範囲で。

まとめ

誰でも汗はかくもの。生活を見直して、良い汗を目指しましょう!




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