ファブリックパネルを作る時、ボードやパネルの素材によって作り方が違います。
「ファブリックパネルを作ってみたい!」方には、解決したい問題ですね。
そもそも木製パネルと発泡スチロールや断熱材ごとにも作り方が違うのです。
手軽に、そしてどのように作るのかが問題で出来ればキレイに作りたいですよね。
パネル別の素材での作り方を図解で説明いたしました。
ご参考になれば幸いです。
関連サイト:ファブリックパネル 飾り方は?飾る法則とアイデア
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木製パネルを使ったファブリックパネルの作り方
おうちでファブリックパネルを手軽に作れる方法です。
木製パネルさえ手に入れば、少しの労力で造れてしまいます。既成品のパネルであれ自作のパネルでも作り方は同じなのです。
ファブリック(生地)の準備と加工をする
用意した生地が折グセやシワがある場合、事前にクセをなくさなければなりません。
またアイロン掛けをするのにあたり生地の素材によって温度も注意しなければなりません。
用意するものは?-ファブリックパネルを作る
用意するものは?
- 木製パネル(既成品/自作パネル)
- ファブリック(生地)
- ガンタッカー
- 裁ちばさみ(よく切れるモノ)
- サシ(定規)
1.ファブリック(生地)の中心を決める
好みのファブリック生地のどの部分を中心に持ってくるのかが大切です。
飾り方の出来上がりを想像して好みにあった位置を中心点にするとよいでしょう。
飾り方によって生地のデザインを活かすよう、中心点を決めるのがポイントです。
参考サイト:飾り方の法則とアイデア
2.ファブリック(生地)を裁断する
パネルの外形寸法より約8から10㎝程度大きくファブリック生地を裁断しましょう。
あまり小さく裁断すればパネルに貼り付ける時テンション(張り)を掛けにくくなります。
また、作業するときは生地を汚さないように作業スペースは十分に確保して掃除をしておきましょう。
3.ファブリック(生地)にアイロン掛けをする
裁断したファブリック生地をアイロンでスチームを当てながらシワを伸ばします。
取り付けてからシワを伸ばすことは出来ませんので、折り目などクセがついた箇所は、スチームを重点的に当ててクセをなくしてください。
生地の素材によってアイロン掛けには注意すべき事がありますので、注意してください。
これで生地の加工は終わります。次はファブリックパネルをいよいよ作りましょう!
「木製パネル」使ってファブリックパネルを作ろう!
白系統のファブリック生地はパネルの表面の色が透けやすいので、白いキャンパスをお使いください。
自作パネルの場合、特に木目を隠さなければなりません。白い厚紙か発泡スチロールを貼り付けてもよいでしょう。
4.ファブリック(生地)を広げて木製パネルをあわせる
生地の表を裏返してパネルを置き合わせます。
このときも生地の表が汚れないように作業スペースの汚れは拭いておいてください。
先に生地の何処を使って目立たせるか、中心点を決めて裁断しましたね。その中心点と木製パネルを合わせてください。
5.木製パネルに生地を仮止め
たるみが出ないようにガンタッカーで上下にテンションをかけながら仮止めしていきます。
上下が終われば左右をテンションを掛けなら仮止めです。
ガンタッカーは少し大きな音がしますので驚かせないでください。
6.木製パネルに生地を貼り付ける
仮止めが終われば、本バリに入ります。
上下の上部の箇所から仮止めを中心に図のようにガンタッカーで打ち込みます。
あまり強く引っ張らないで均等にテンションを掛けてコーナー方向に向かって必要数だけ打っていきます。
上部が終われば下部へ移行して同じ工程でテンションを均一に打っていきます。
左右も上下と同じやり方で打つことにより「ゆがみ」を生じさせないよう打って行けば良いのです。
7.木製パネルのカド(コナー部分)の処理をする
四隅のコーナー部分の後始末は図のように折りたたんでガンタッカーで打ち込めば出来上がりです。
ここまでで、「ゆがみ」が現れたなら、コーナー処理する前に再度ゆがみの原因の箇所を調べてやり直すことができます。
8.ファブリックパネルの裏処理は
裏面をキレイに処理するのであれば「水貼りテープ」で処理できますが、ガンタッカーの針の頭が飛び出ていると水貼りテープを貼り付けても突き破り壁にキズをつけてしまいます。金槌などで再度打ち付けましょう。
のりの付いている面にスポンジで湿らせると張り付くのです。それとは別にフェルトテープを使ってもよいでしょう。
壁に掛けるとこすれて傷をつけることもあります。金具を使って掛けるのであればこの時も取付ましょう。
ご苦労様でした、出来上がりです。
飾り付けましょうね!
関連サイト:ファブリックパネルの飾り方!飾る法則とアイデアは?
発泡スチロールや断熱材を使ったファブリックパネルの作り方
発泡スチロールはよく100円均一ショップやホームセンターで見かけて手軽に手にはいります。
一方断熱材ってあまり馴染みがないのですが、ここで言う断熱材はスチロールよりも少し固くしかも目が細かいボード状の断熱材のことで、加工も簡単に切ることもできます。
ホームセンターでは「断熱ボード」として販売しています。双方とも手軽でしかも軽く、価格も安いのです。
「発泡スチロール」か「断熱ボード」を使ってファブリックパネルを作ろう!
用意するものは?-スチロール&断熱ボード
- パネル:任意の大きさの「発泡スチロール」&「断熱ボード」
- カッター
- サシ(定規)
- 両面テープ
- マスキングテープ
4.「スチロール&断熱材」パネルの裏面の加工
※工程の1から3までは前章でご説明した生地の作業に当たりますので、ここでは割愛させていただきます。
「スチロール&断熱材」パネルの裏面の加工ですが、外形寸法より内側に約2㎝ほどサシ(定規)を使って「カッター」で切り込みを入れていきます。
すべての辺に対して同じく切込みを入れてください。パネルの表側に切り込みが出ないように注意してパネルの厚さに注意してください。
カッターはよく切れるものをお使いください。
5.ファブリック(生地)を広げて「スチロール&断熱材」パネルをあわせる
生地の表を裏返してパネルを置き合わせます。
このときも生地の表が汚れないように作業スペースの汚れは拭いておいてください。
6.ファブリック(生地)を切り込みに差し込む
カッターで切込みを入れた溝にそって生地を「ヘラ」で差し込んでいきます。
生地が歪んだりたるんだりしないように、一定のテンションをかけながらヘラで押し込んでいきます。
やり直しはいつでも出来ますので、気軽におこなえます。
7.パネルの補強
工程6だけでも十分ですが、補強を兼ねて壁に掛けることも考えあわせて両面テープでパネルと生地の境界線に沿って両面テープを貼り付けてください。
壁に掛ける掛け方
壁にファブリックパネルを掛けるのであれば、いろいろ掛け方は有りますが、特に賃貸マンションや壁にキズを付けたくない方には軽い「発泡スチロール」や「断熱材」の特性を活かして、壁に「マスキングテープ」を貼りそのテープ上に接するように両面テープを貼り付ければ出来上がりです。
大変、ご苦労様でした!
まとめ
お気に入りの生地にパネルがあるのなら、だれでもすぐにファブリックパネルが作れてしまうとお考えですが、作り方を知らない方も意外と多くて・・・。
でも、一旦作ればこんな楽しい自作クラフトはないのです♪
注意するのは仕上げの綺麗さですね。そして長く愛用するのであれば木製ボードがオススメです。
参考サイト:パネル・ボードの素材選びとパネルの最適化
スチロールや断熱ボードを使って作るのはカンタンで手軽にできますが、長い目で見ると木製パネルが良いでしょう。
お友達にプレゼントできるまで、数をこなしながらお稽古して、お家をお気に入りのファブリックで飾ってみてください。
初めて作ろうかなっとお考えのあなたに参考になれば嬉しく思います。