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赤ちゃんの予防接種には定期接種のほかに、任意接種という予防接種があります。
その中にロタのワクチンを使ってロタウイルスに感染予防する接種って必要なのでしょうか？
ロタの予防接種を調べてみると費用も高いし、他の定期接種のスケジュールもあるので必要が無いのなら接種しなくてもいいのではと思いませんか？
でももし予防接種しなくてロタに感染した時のことを考えたらやっぱり受けたほうがいいのかも？
関連サイト：赤ちゃんのロタウイルスの予防接種の料金は？
関連サイト：インフルエンザの予防接種は赤ちゃんに必要？
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生後2か月から赤ちゃんは予防接種が始まります。
定期接種だけでもたくさんあってスケジュール組むのが大変なのに、任意接種なんてお金もかかるし受けている暇がない！本当に受ける必要はあるのでしょうか？
ロタワクチンは、任意の予防接種だし全額自費で払わなくちゃいけないから特に接種させる必要はない。
保育園に行かないからうつらないだろう。
今は夏だから大丈夫だろう。
そんな考えから、「ロタの予防接種って必要ないよね！」と考えているママさんもいると思います。
ロタってどのような病気か知っていますか？これを知ったらその考え変わると思います。
ロタは感染力の強いウィルスで免疫のない6カ月から2歳くらいまでの赤ちゃんに多く感染する病気です。
赤ちゃんなら必ずと言っていいほど通る病気ですので、感染した後のことを考えると任意の予防接種ですが受けておいたほうがいいでしょう。
まずは、ロタがどのような病気であるのか紹介していきます。
出典：miyacli.com
冬の2月から春先の5月まで多い感染症です。
ロタウィルスは感染力が非常に強いです。
2歳までに感染する赤ちゃんが多いですが、5歳までに95%の幼児が少なくとも1回は感染すると言われています。
激しい嘔吐と下痢が起こります。
ウンチは水っぽくなり色は白い便が大量に1日に何回も出ます。
米のとぎ汁のようなイメージです。
37度くらいの微熱が出ることもあります。
嘔吐と下痢を繰り返すので、脱水症状が起きてしまいがちで、電解質バランスも崩れます。
下痢をするのでお尻がただれます。
また、ロタウイルスは急性脳炎/脳症を引き起こし原因分類をみてみますと、ロタウィルスは3位で結構な位置を占めています。
毎年、ロタによる死亡例も日本国内で2～18名報告があります。
また、合併症としてけいれん、肝機能異常、急性腎不全、脳症、心筋炎などが起こることがあります。
参考サイト：厚生労働省 ロタウイルス
ウィルスが原因のため特効薬がないというのが現状です。
下痢を抑えてあげたいからと言って下痢止めを与えることはやめましょう。ウィルスが体内にとどまり病状が長引いてしまいます。
脱水症状を防ぐために、水分補給をしっかりとさせるのが一番の薬です。
電解質を含むイオン水や湯冷まし、ミルクなど、少し暖めて飲むとよいでしょう。吐かない程度に、何度も少量を何回も与えてください。
吐き気で水分が取れない時は、すぐに小児科へ受診してください。飲んだ水分量や便の回数や嘔吐の回数を記録して持っていくと治療に役立ちます。
水分補給をこまめに行います。吐き気があるときは無理に食べさせなくても大丈夫です。
下痢が激しいので、ただれないようにお尻はぬるま湯で優しく洗い流してあげてください。
ロタウィルスに感染した赤ちゃんが着た洋服は、熱湯やハイターなどで消毒をしてから、他の洗濯ものとは別に洗濯をしましょう。
感染力が強いウィルスですので、熱が無くても保育園は休ませてください。下痢が治まるまで自宅で療養しましょう。
赤ちゃんの体は調整機能が未発達なのですぐに脱水症状を起こしてしまいます。
吐いた分、下痢をした分同じ量の水分を補給してあげたほうがいいですね。
最初は５ｃｃ（小さじ一杯）程度を1～5分おきにスプーンで与えてください。
少量を回数多く飲ませて対処します。赤ちゃんや小児には経口補水液が良いでしょう。
脱水症状かどうか判断するための目安は？
次のような症状が出たら重度の脱水症状の恐れがあります。早めに受診をし医師に相談しましょう。
参考サイト:kakuredassui.jp
ロタウィルスの症状は主に下痢や嘔吐で、症状は３日～１週間ほどで回復します。
しかし、脱水症状や合併症の危険性もあり、感染後の家族による看病も大変で、夜中看病で起きていてほとんど眠れないママさんも多いです。
このようなことを避けるためにも、赤ちゃんの時に免疫をつけるためロタの予防接種は受けておく必要があると考えられます。
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任意接種という事でロタワクチンを接種するには費用が発生します。
また、飲むワクチン（経口ワクチン）によって接種回数も違うのでしっかりとスケジュールを把握しておきましょう。
ロタウイルスワクチンの種類と料金は
病院によって値段に差がありますが、1回あたり8,000円～15,000円かかります。
自治体によって助成金が出る場合もありますので、市の窓口で聞いてみたほうがよさそうです。
ロタワクチンは生後6週から接種可能です。
ロタリックスは生後24週までに4週間以上あけて2回接種（1回目が20週までに開始）、ロタテックは生後32週までに4週以上あけて3回接種しなければならず他の定期接種のスケジュールと合わせて組み込んでいく必要があります。
現在、多くの小児科ではワクチンの同時摂取を行っています。おすすめの予防接種のスケジュールの具体案をあげていきます。
ロタの予防接種 スケジュール例
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ロタって子供がよくかかる下痢でしょ？と気軽に考えてはいけない病気だという事がわかりましたね。
スケジュールをしっかり守って子供のためにもきちんと予防接種をするようにしましょう。
ロタの予防接種をした後は赤ちゃんの様子にいつもと変化がないか注意してみてあげましょう。
よくある気になる質問についてまとめました。
少量でも飲んで粘膜に付いていれば、そこからウィルスが増殖して免疫が出来るので追加で飲む必要は無いので、効果が薄れるという心配はありません。飲んだ後5～10分ほどたった後ならあまり気にしなくていいでしょう。
子供の便は日々変化します。ワクチンの副反応かもしれませんが、ミルクを飲む量がいつもと一緒で元気なら自宅で様子をみても大丈夫です。おそらく胆汁がそのまま出たと思われます。稀ですが、ロタの副反応として白いうんちが出たという報告もあります。
飲むタイプの生ワクチンなので、接種後10日間ほどは、子どもの便にロタウィルスが含まれています。しかし、ワクチンは弱毒化されているのでこの便中のウィルスによって周りの人がロタウィルス胃腸炎を発症したケースは報告されていませんが、おむつ替えのあとには、石鹸でよく手を洗いましょう。
ワクチンは弱毒させているのでそこまで感染力は強くありませんので別に気にする必要はありません。気になる方は熱湯やハイター消毒等してから他の洗濯ものと別にして洗った方が安心できると思いますが、そこまで気にする必要はありません。
全く打たないよりはまし！と言いたいところですが、予防効果はあまり期待できません。規定回数を受けて初めて、病気が予防できるだけの抗体を体内でつくり出すように設計されているからです。1回だけですと効果は限定的と思われますので、決められた回数をきちんと受けるようにしましょう。
１価ワクチン（2回接種）で見られる副反応は、ぐずり・下痢・咳・鼻水・嘔吐・食欲不振・発熱です。
5価ワクチン（3回接種）で見られる副反応は、下痢・嘔吐・胃腸炎・発熱となっています。
元気があり、水分をしっかり取っているようなら自宅で様子を見ていてください。容体が急変したり心配なことがあればワクチンを接種した病院へ連絡してください。
いつもと同じようにお風呂に入って大丈夫です。発熱をしていたら、お風呂に入るのは控えてください。
いかがでしたか？
ロタの予防接種の必要性について説明をしていきました。任意接種ですが、赤ちゃんのためにもママが後悔しないためにも接種しておくべきワクチンであると考えられます。
スケジュールを守って、決められた回数を接種して効果的な予防接種を行いましょう。
